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これからの寒い季節にピッタリおすすめの台湾茶をご紹介!

暑い夏が終わり少しずつ寒くなっていきますね。
寒くなってくると自然と温かい飲み物で体を温めたくなりますが、寒い季節に特におすすめの飲み物は「発酵度が高い茶葉」というのをご存じでしたか?

実は、発酵の度合いが高いお茶ほど、体を温めてくれる効果があると言われております。
中でもおすすめなのは台湾茶。
発酵度が高い茶葉がたくさんあり、製法や発酵度合いによって香りも味も楽しめます。
長い寒い季節も乗り越えられるのではないでしょうか?

今回はこれからの寒い季節におすすめの台湾茶についてご紹介します。

台湾茶イメージ

なぜ発酵度が高いと体を温めてくれるの?

漢方や中医学では、食品を「熱性」「温性」「平性」や、「涼性」「寒性」等と分類して考えており、これはお茶も同じです。

紅茶や武夷岩茶などの発酵の進んだ茶葉は「温性」、緑茶や白茶、またジャスミン茶などの発酵度の低い茶葉は「涼性」と言われております。
涼性の茶葉は体の熱を冷ましてくれる効果がありますので、春夏の暑いシーズンに飲むのがおすすめです。

一方、紅茶などの温性の茶葉は、冬の寒い時期に飲むと、長い時間体を温めてくれる効果があります。寒いのが苦手な方は食事中や食後にこれらを飲むと、長時間体を温めてくれます。
発酵度合いが高いとその分カフェインやテアニン等の成分も多いので、空腹時に飲むのは控え、食事と一緒に楽しんだり食後に飲んだりして楽しみましょう。

 

寒い季節におすすめの台湾茶

台湾茶は製法や産地、発酵度合いによってその味わいも香りも変わっていきます。見た目がとても濃くても、飲むと緑茶のようなすっきりとした味わいのものや果物の香りを感じさせるようなものもあります。

はじめて台湾茶を飲んでみようと思う方はなおのこと、どれを選べばいいのか分からないかと思います。
今回は寒い季節におすすめの台湾茶をいくつかご紹介しますので、参考にしていただければと思います。

 

・東方美人

東方美人は不慮の事故で出来た奇跡の茶葉とも言えます。
19世紀に夏期に飛来してくるウンカという虫の大群に襲われてしまい茶葉に大きな被害をうけました。普段なら捨ててしまう茶葉なのですが、当時、茶葉を捨てるのがもったいないと感じ、仕方なく茶葉を収穫しお茶に仕上げました。

実際に試飲したところ、甘く爽やかな味わいと、まるでフルーツのような甘い香りのお茶が出来上がりました。その後東方美人は、19世紀~20世紀にかけて、ヨーロッパに輸入されて、「Oriental beauty(オリエンタル・ビューティー)」と名付けられるほど人気を得たのです。

東方美人は発酵度が高く、紅茶に近い味わいを感じられます。蜂蜜のような香りと果物のような甘さの中に上品な香りを楽しめるのが特徴です。台湾茶を初めて飲むという方にも、飲みやすい銘柄となっています。

・蜜香烏龍茶

蜜香烏龍茶は東方美人と同じ製法や生産方法で作られるようになった茶葉です。
東方美人より発酵度が高く、蜜香紅茶とも呼ばれております。台湾烏龍茶の1つである蜜香烏龍茶は、台湾で昔から活用されているチャノミドリヒメヨコバイ(通称ウンカ)に茶葉を噛ませる方法で製茶されています。

蜜香烏龍茶は台湾でも人気の高級な茶葉と言われており、熟した果物や蜂蜜を思わせる香りと、柔らかい甘さを感じられます。

東方美人のように発酵度は高く、紅茶のような味わいがあります。
フルーツやハチミツなど甘く複雑な香りをしており、やさしい渋みと後味のキレの良さがあるのが特徴です。
東方美人と蜜香烏龍茶でどちらが好みか、飲み比べてみるのもいいかもしれませんね。

 

蜜香

 

・阿里山烏龍茶

阿里山烏龍茶は、台湾を代表する烏龍茶の産地・嘉義県阿里山茶区で生産されている高山茶です。
高山茶とは、標高が1000m以上の場所にある茶園で収穫された茶葉のことを指し、阿里山は日中と夜間の気温差があり、寒暖差が大きいため茶葉を育てるには難しい環境と言われております。そこで無農薬で栽培しており、収穫も手摘みで行われているので、台湾でもかなり希少価値が高い茶葉として人気です。

阿里山茶は20~30%の中発酵で作られており、茶葉の芳醇な香りとフルーツのような甘い香りを楽しめます。味わいは爽やかさを感じられ、ほのかに甘みもあり、飲みやすい茶葉です。口の中に広がる爽やかさとフルーツのような甘さが好きな方におすすめの台湾茶となっております。

 

阿里山烏龍茶

・杉林溪烏龍茶

阿里山茶と同じく高山茶として有名な杉林溪烏龍茶は、南投県の杉林渓という標高1,400m~1,800mを超える高山で栽培されている茶葉です。
杉林渓茶区周辺は森林や山々に囲まれているため、土壌は肥えていて茶葉がよくできやすい反面、阿里山のように日較差や昼と夜の温度差が激しく、濃霧や雨の量も多いという厳しい条件のもとで生育します。

杉林溪烏龍茶の香りは清涼感があり、上品な甘みと旨味苦みを抑えた深い味わいとさわやかな甘みを楽しめます。フルーツの香りよりハーブのような爽やかな香りを楽しみたい方におすすめです。同じ高山茶同士で阿里山茶と杉林溪烏龍茶を飲み比べてみると違いを楽しめますね。

・木柵鉄観音茶

木柵鐵觀音茶(木柵鉄観音茶)は台湾を代表する「台湾四大銘茶」と呼ばれる茶葉の1種です。台北市文山区木柵で生産されている茶葉で、発酵度合いが中発酵(30~50%程度)と言われております。

昔ながらの高発酵・重焙煎の鉄観音製法を使っており、手間と時間をたっぷりとかけています。お茶の色合いは東方美人に似た黄金色ですが、味は日本のほうじ茶に似た芳醇な味わいで、香りは蜜や柑橘系のような甘い香りを楽しめます。ポリフェノールやカテキン量も多く含まれており、女性に人気が高い烏龍茶となっております。

台湾茶を楽しみ、寒い季節を乗り越えよう

暑かったり寒かったりして気温が安定しないとそれだけで体も疲れがたまってしまいますよね。

台湾茶は発酵度合いや茶葉の製法によって種類が豊富です。初めての方には難しいと感じるかもしれませんが、ぜひ自分の好みに合った台湾茶を見つけて楽しんでみてはいかがでしょうか。これからどんどん気温も下がっていくので、発酵度の高い台湾茶を試して、この冬を温かく迎えてくださいね。


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