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台湾を代表するお茶のひとつ、高山茶とは?種類ごとの魅力や特徴をご紹介
台湾を代表するお茶のひとつであり、希少価値のある「高山茶」。
百二歳でも高山茶を4種取り扱っていますが、
「それぞれの特徴がわからない…」
「高山茶ならどれも同じ風味なの?」
というような疑問を感じる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、台湾高山茶の魅力や百二歳でも販売している4種それぞれの特徴についてお伝えしていきます。
お好みのお茶を見つけたい方、特別感のあるギフトをお探しの方は、ぜひ参考にご覧ください。
高山茶とは?
高山茶とは、その名の通り標高の高い山で収穫されたお茶のことです。
台湾で有名なところでいうと「杉林渓」や「阿里山」、「梨山」など。
そういった標高の高い地域で摘まれた茶葉を総称して、“高山茶”と呼んでいるのです。
高山で栽培されたお茶は、気温差が激しい環境で育っていることから、味わいと香りに大きな影響を与えると言われています。
それぞれの産地により風味の雰囲気は異なりますが、すっきりした香りと上品な甘みを感じられるのが高山茶の一般的な特徴です。
基本的に高山茶は、標高1000m以上の限られた土地で育てる必要があるため、希少価値が高くなっています。
平地とはまた違ったまろやかな美味しさを味わえるのも、高山茶ならではの魅力です。
百二歳で取り扱う4種の高山茶
百二歳では、4種類の高山茶をご用意しています。
高山で摘んだ茶葉は半発酵にし、台湾で最も親しまれている烏龍茶に仕上げました。
同じ高山烏龍茶に分類されるものであっても、産地によって味わいや香りが変わるので、お好みのお茶を見つけるためには、それぞれの特徴を知っておくことが大切です。
ここでは、「阿里山」「鹿谷貴妃」「梨山」「杉林渓」という4種の高山烏龍茶について、特徴をお伝えしていきます。
それぞれの風味を知れば、今後の高山茶選びも楽しくなるため、ぜひご活用ください。
阿里山烏龍茶(アリサンウーロンチャ)
・阿里山とは
阿里山とは、ひとつの山を指す名称ではなく、祝山や塔山、大塔山などの山脈一帯のこと。
最高峰は大塔山の2,600mで、この標高の高さが良質な茶葉を育てる環境に適しています。美味しいお茶が採れる人気産地でもあり、台湾の観光地としても人気のある地域です。
手摘みとなるお茶は、出荷できる数が限られるため、台湾茶の中でもさらに希少価値が上がっています。
・味わい、香りの特徴
茶葉を手作業で摘み、何度も圧延することで、爽やかさの中に甘みを感じられるお茶に仕上げました。
後味には山を連想させる芳しさがあり、味わい深い一杯となります。
また、フルーツやお花のような華やかな香りを楽しめるのも、阿里山烏龍茶の魅力。
フルーティーな香りと甘みがありながらも、すっきりとした風味がお好みの方におすすめの逸品です。
鹿谷貴妃烏龍茶(ルーグキヒウーロンチャ)
・鹿谷とは
鹿谷とは、台湾南投県に位置する伝統のある茶産地のひとつ。
その地域にある標高800mほどの山のことを“凍頂山”と言い、ここで摘んだ烏龍茶は台湾最高峰でもあると言われています。
周辺には山が多く、気候は一年を通して穏やか。
高山茶に分類される産地の中では標高の低い山ですが、優れた土壌が整っているため、飲みごたえのある上質な茶葉を育てるのに向いています。
・味わい、香りの特徴
鹿谷貴妃は烏龍茶でありながら、はちみつ紅茶のような甘みを感じられるのが特徴。
口に含むと、はちみつやフルーツを思わせる香りが奥深く広がっていきます。
しっかりとしたお茶の甘みと、まろやかな口当たりは、台湾最高峰と言われるのも納得の味わいです。
また、一回分の茶葉で何度か煎を重ねても、濃厚で上品な茶葉の風味を楽しめます。
3~4回ほど淹れ直せるので、ゆっくりリラックスしたいときにもおすすめです。
梨山烏龍茶(リサンウーロンチャ)
・梨山とは
一般的に高山茶は、その山の標高が高ければ高いほど希少で高価になっていくもの。
梨山は標高2600mを超える高山であることから、お茶の最高級産地としてよく知られています。
一年中冷涼な気候で、冬には雪に覆われる梨山は、品質の良い茶葉を育てる環境に適しているのです。
霧によって日光を遮ることで、その分樹木の成長が遅くなり、ゆっくり栄養を茶葉に蓄えていきます。
・味わい、香りの特徴
やわらかな口当たりに、清らかな甘みを感じるのが梨山烏龍茶の特徴。
わずかに発酵させ、まろやかに焼き上げることで、茶葉に山の香りをそのまま残しました。
ひとくち飲んだ後には、柑橘類のようなフレッシュな香りを余韻として感じられます。
栄養たっぷりで、すっきりとした上品な甘みをお求めの方にぴったりな高山茶です。
杉林渓烏龍茶(サンリンシーウーロンチャ)
・杉林渓とは
杉林渓とは、台湾南投県竹山鎮にある標高1800m山間部に広がる地区で、台湾茶最大の産地でもあります。
この地区の周辺は、山々に囲まれていることから、土壌が肥えていて茶葉を育てやすい環境です。
また、典型的な高山気候でもあるため、さまざまな面で上質なお茶の栽培に適しています。
・味わい、香りの特徴
杉林渓烏龍茶の特徴は、しっかりとした深みのある味わいと爽やかな甘み。
霧が現れやすい杉林渓で育った茶葉だからこそ、感じられる山の香りは飲んだ後も口の中に残ります。
独特ですっきりとした青さの中に、落ち着く深みがあるため、ほっと一息つきたいときの一杯にも最適。
お茶特有のうま味と甘み、どちらも存分に味わえるので、バランスのよい台湾茶を楽しみたい方にもおすすめしたい逸品です。
美味しい高山烏龍茶の入れ方
お好みの高山烏龍茶を見つけたら、丁寧な淹れ方で美味しくいただきましょう。
下記の手順を参考に、お茶を淹れてみてください。
- 小さめのティーポットの底に茶葉を入れる。
- 95~100℃のお湯を注ぎ、60秒蒸らしてからカップに注ぐ。
-
淹れ直す際には、蒸らす時間に20秒加えてください。
(2回目は80秒、3回目は100秒蒸らします) - 同様にカップに注ぐ。
1回分の茶葉で、3~4回は淹れ直すことができますので、上品な味わいと香りを存分にお楽しみください。
最高峰の高山茶はギフトにも最適
希少で特別感のある高山烏龍茶は、ご自身で楽しんでいただくことはもちろん、ギフトとしても喜ばれます。
烏龍茶はクセも少なく、たくさんの方に愛されるような風味のものをチョイスしているため、好みが大きく分かれるという心配もありません。
また、百二歳のお茶は美味しいだけでなく、おしゃれなパッケージにもこだわっているので、ラッピングなしでもお渡しできるデザインです。
高山茶シリーズは、モダンな雰囲気と和を感じられる落ち着いたパッケージとなっているため、老若男女問わずどなたにでも手土産としてご活用いただけます。
「美味しいお茶を飲んで、リラックスしてほしい」そんな想いを込めて、大切な方に高山茶を贈ってみてはいかがでしょうか。
高山茶の特徴を知って、お好みのものをご賞味ください
高山茶といっても、それぞれの産地によって異なる特徴があります。
その地域特有の味わいや香りがあるため、ひとつひとつの違いを知っておくと、お茶の楽しみ方も幅がぐっと広がるでしょう。
高山茶選びの際には、今回お伝えした4種の特徴を参考にしていただけると幸いです。
また、同じお茶でも淹れ方で風味が変わるため、お好みの高山茶を見つけたら美味しい一杯になるよう、味の濃淡など自分好みの淹れ方を探してみてくださいね。
限られた高山地域で採られた茶葉だからこそ、楽しめる味わいと香りを存分に満喫しましょう。